カテゴリ:お話( 147 )

隠し釘って

b0205288_17581637.jpg

このお正月は、黄色い鳥器店さんでの展示会のための匙作りやお盆作りを始めておりました。
匙を削る腕や手はそう長く持続するものでもなく、最近は1〜2時間匙を削ったら次はお盆のザグリ作業、カンナ作業などの立ち仕事、次は座り仕事を、と順繰り順繰りに進めるようにしているようです。
いくつかの作業を何ヶ所かに進められるのも作業場が広くなったお陰です。
そうやって体の一部に負担が行かないように工夫しているのですがどうしても作業場で連日仕事が続くと「脳」がやるせなくなってくることも。

そんな時は、DIYがとってもリフレッシュ出来てよいですね〜

今は、改装をどんどん進めたい気持ちをグッとこらえているわけですがたまに「今日は2階の改装をすすめよう!」と1日ふたりで取り組みます。

画像は、引き戸だったところを展示ができる壁に作り替えています。
表面は、薄板をモザイクに張り合わせて仕上げてみることにしました。
みなさん、隠し釘をご存知でしょうか?

細い釘、一本一本の首のところにクッションになるゴム?柔らかいものがついていて釘の頭と板の間でムギュッとなるわけです。
貼りたい板の裏にボンドを塗り、板の上から数カ所隠し釘を打ち込み、ボンドが乾いたら…。
b0205288_17581310.jpg

b0205288_1758940.jpg

なんと、抑えていたクッションと釘の頭ごと横からトントンと叩くとポロっと折れて、取れて落ちるのです。
板の表面には小さな穴が残るのですがとても小さなものです。

今回、隠し釘を打ちながらつくづく、「これ考えた人スゴイなぁ~」と何度もいいながらひたすら打っていました。
考えた人もすごいけどこれを作っている人もすごい。
釘には、板に打ち込む金槌の力には負けず、横から叩けば軽く折れる絶妙な折れ筋が入れてあるこの加工。
日本人かなぁ~?これ考えたの。
金属加工すごいなぁ。

kosajiya

1月30日(金)ー2月8日(日)
さかいあつし個展
場所:黄色い鳥器店<東京都国立市>
もう間もなく、DM発送させていただきます。
by ko-sajiya | 2015-01-09 18:42 | お話 | Comments(0)

本年もよろしくお願い致します。

b0205288_17471743.jpg

みなさま、どんなお正月をお迎えでしょうか。

牛窓は、昨年と打って変わって強風吹き荒れ、とても初日の出を待つ状況ではありませんでした。
せめてお参りだけはと思い、牛窓天神まで歩いて行くと帰りには、家並の影に隠れ風を避けながらやっと家に辿り着いたような感じでした。

全国的に荒れたお天気のようですね。

2日目は、まだ風強く時々真横に雪もちらついておりました。
そんな中、今日こそはと仕事場の改装へ。

丸ノコや電ドラでは、やかましいかと思うのでペンキ塗りを。

少しずつ、コツコツとです。


木工の仕事場も環境整いとっても作業しやすくなりました。
漆塗もムロが安定して思いどおりに仕上がるようになってきました。

あとは、やるだけです。

今年は、展示会を各地でやらせていただきますのでしっかり作り込んだ匙たちを見て頂きたいと思います。
どうぞ、2015年もよろしくお願い致します。


kosajiya


1月30日(金)ー2月8日(日)
黄色い鳥器店にて「匙屋さかいあつし展」開催です。
久しぶりのくにたち、お会いできるのを楽しみにしています。
by ko-sajiya | 2015-01-02 17:49 | お話 | Comments(0)

ガラス+匙

b0205288_1342690.jpg

なかなか様になっているように見えますが
99%作ってもらった最後のひと撫でをやらせてもらっています。

ガラス作家・石川昌浩さんの作業場へおじゃまして、来年の春の企ての打ち合わせをしてきました。
岡山ではじめての展示会をさせていただきます。

久しぶりの二人展ですがやはり、企て中は刺激的ですね。
化学反応をお楽しみに。


さて、今年最後の大納品です。

sahan <名古屋>
12月6日(土)ー12月21日(日)
今回も種類と数をできるだけたくさん、並べます。
贈り物に是非選びにいってみてください。


kosajiya
by ko-sajiya | 2014-11-24 14:11 | お話 | Comments(0)

季節の移り変わり

b0205288_18494870.jpg


牛窓での秋、2度めです。
昨年に比べて、蜘蛛がたくさんのような気がします。
庭への通路に3重4重…の蜘蛛の巣が一晩で綺麗に作られています。

綺麗な蜘蛛の巣です。

去年もたくさんいたカマキリですが今年もあちこちで見かけます。

先日、東京から訪れてくれた友人と牛窓神社へお参りに行くとカマキリが手を合わせてお願いごとをしているかのようにじっとしていました。

願い事はなんだろう。

なぜだろう。
そのカマキリの姿を見て、負けた気がしました。


kosajiya
by ko-sajiya | 2014-11-08 19:28 | お話 | Comments(0)

苔丸

b0205288_2112117.jpg

この夏から食卓の上にいつも‘苔’がいます。

イベントでおじゃました京都の南山城村から連れて帰りました。
国道沿いのコンクリート壁の隙間から落っこちて、歩道に転がっていました。

ころりとした愛らしさに思わずもって帰って来てしまいましたがすぐダメにしてしまうかも…。
自信がなかったので苔玉にも手は出さなかったし。
とりあえず、お皿に乗せて霧吹きで朝晩お水をあげていましたが元気なのか、ダメになってきているのか…?

そんなある日、ガラス作家の荒川尚也さんが牛窓へ寄って下さり、お茶を飲んでいると荒川さんが「うちにも苔がいるんだよ、それがガラスの蓋物の中に入れているとちょうどよくてね、どんどんふさふさしてきたからシゲルっていう名前つけたんだ」と。

そうか!蓋物ね!
うちにもあります。梅干し入れてた蓋物!

さっそく移し替え、霧吹き。
ほとんどの時間は蓋をしていますが時々開けて眺めています。食事中に開けておくと思わず箸で摘んでしまいそうですが。

小さな小さな葉が出てきました。
かわいい。

苔全体もモサモサしてきたし。

このなんとも気持を柔らかくしてくれる可愛いやつなんです。


kosajiya
by ko-sajiya | 2014-10-20 21:37 | お話 | Comments(0)

波のひとつになる

b0205288_20351568.jpg

牛窓を訪れてくれた友人とこの機会に思い切ってシーカヤックに挑戦してきました!

瀬戸内の海は、波も立たず滑らかな水面です。
パドルをリズムよく漕ぎ、水面を後ろへ後ろへ押しやりながら進みます。
でも、陸から離れるとただ、ただ水面が続き、進んでいるのか、どのくらいスピードが出ているのかわからなくなってきました。
風を感じるばかりです。

今回は、2Hの初心者コース。
途中、黄島という小さな島に上陸し、まずゴミ拾い。
1人ひと袋ずつもち、浜に流れ着いたゴミを拾って歩きました。
草むらを通り裏側の浜に抜けたらあまりのたくさんのゴミに唖然としてしまいました。
ペットボトル、ライター、プラスチックの破片、発泡スチロール…
いつか、テレビで見たことがあります。
海鳥や海亀の死骸のお腹にこれらのゴミが詰まっていたのを。

遠くの島々を眺めながらインストラクターがいろいろな牛窓の海の話をしてくれました。
漁獲量が減ったのは、海底の砂を掘り続け稚魚の育つ海藻が減ったことによることや台風で砂を持って行かれ1/3の小さな砂浜になってしまった話。
戦の時代、潮の流れや満引きを習得している武将が勝っていたこと。
b0205288_2101784.jpg

向こうに見える島の石の見える崖は、火事があり木々は燃えてなくなり、この風景になったものだそうです。

海と島とそこに住む人達をめぐる話は、次から次へと続きました。

肩と腕はガチガチになりましたが遊びの中に学びがあり、いくつになっても挑戦は大切だと実感した次第です。
広い海の真ん中でポツリとなることによって、あらゆるものとの関係性がなくなり、個の自分を感じることができる時間でした。

あの、水面を滑る感覚をまた味わいたい、
いつか、My kayakを・・・。


kosajiya
by ko-sajiya | 2014-09-25 21:29 | お話 | Comments(0)

巡る

b0205288_2144929.jpg

京都でのイベント出展も無事終わり、虫の音に包まれながらの日々です。
丁寧に暮らす作り手仲間たちが作るイベント「山ノ上マーケット」。
クラフトのイベントはたくさんあれど、独特の包容力あふれた南山城村ならではの味わいのあるマーケットだと思いました。

あぁー、色々な人がいるなぁ、おもしろい!と刺激的でした。

1泊予定を伸ばして奈良へ。
そうか、鹿がいるんだった・・・。それもこんなに大勢いるんだ・・・。
内心、撫でてみたいような、角に突かれる?触っていい?と横目に通りすぎてきました。

奈良のような歴史ある場所、例えば関所を持つ町や城下町に訪れると、何千年という時間が重なり、人が作り上げてきた文化があり、それを見たくて人が集まる場所になっているという素晴らしさを思います。

そして今回の目的だった東大寺近くのcafeギャラリーもそんな時間の中で存在し続けた奇跡的な建物でした。この日は、お休みだったのですが貴重な建物の中も案内して下さり、「建物よ残っていてくれてありがとう」と感動し、オーナー達の絶妙な修復の大変さを思いながら胸いっぱいの訪問となりました。

イベント出店とかこつけて、訪ね歩き、その土地の美味しいものを頂き、なにかしら勉強させていただく。
まだまだ動きまわらなくては。

kosajiya
by ko-sajiya | 2014-09-07 22:15 | お話 | Comments(0)

夏の日差し、ゼロ ?

b0205288_1740573.jpg

台風が無事過ぎ去った後、一瞬雲が切れた時の空です。

この時以来、キラっと太陽が輝く日がありません。
ずっと白い空が広がり、ジメジメと梅雨の時期のように蒸し暑いです。
太陽、どこへ行ってしまったのでしょう。

牛窓へ越してきて1年。ひとまわり。

ふたまわり目、スタートです。

kosajiya
by ko-sajiya | 2014-08-17 17:50 | お話 | Comments(0)

台風11号

b0205288_18164911.jpg

台風11号、日本海へ抜けたようですね。
各地、被害が出ていないといいのですが。

今回、予想では直撃だった牛窓でしたがコースが変わり大きな被害もなくやり過ごすことができました。
いつものんびりムードの牛窓のご近所さんたちですが今回だけは、警戒が高まっていました。

さっそく、防波堤の門が閉められ玄関先に土のうで養生するみなさん、口々に「今回は来るよ」「今回は土のう積んだほうがいい」「車を高台に上げた方がいい」といろいろアドバイスくれます。

平成16年に床上浸水があった以外、ほとんど災害がなかった牛窓地区。
地震は少なく、台風は四国がまもってくれたり日本海に抜けたりで少し強い風が吹く程度でした。

その平成16年の浸水とは。
台風のコースが牛窓の西側を通り、北へ過ぎた後の風が満潮のタイミングに合うと海水を引き上げ腰の高さまで浸かる場所があるというのです。
今回は寄りによって大潮というタイミングにあたってしまい、9日夜10時と朝の10時に満潮が。

我が作業場もその時、浸水したおウチ。
土のうを積んで、荷物を上げ、車も高台へ移動しました。
海の向こうの方では、大きな船が停船して台風をやり過ごしているのが見えます。

万全で家にこもりました。
ギリギリまで牛窓の東側か西側かハラハラしていましたが今回は東側を通ったので風の影響は、少なくすんだそうです。

ほんとにわずかなコースの違いで海水の上がり方と風の当たり方が違い、いつも琵琶湖よりも静かな牛窓の水面がすごい波を立ち上げるといいます。

立ち話をしたご近所のみなさん、風と海と気圧や地理の話をする様子が頼もしかったです。

ご心配頂いた皆様ありがとうございます。

雨風まだまだ強いようです。
各地、無事に過ぎることを祈ります。


kosajiya
by ko-sajiya | 2014-08-10 18:19 | お話 | Comments(0)

イタリアントマト

b0205288_1120280.jpg

宅配野菜をお願いしているwacca farmさんの畑で昨日イタリアントマトを収穫してきました。
保存用に20瓶、目指します!
イタリアントマト摘みながら、あの人もこの人もほしいだろうな〜と友人の顔を思い浮かべておりました。

全国配送もしてくれますので皆さんも自家製トマトソースや水煮にしてみては。
今が最盛期ですが8月いっぱいは、収穫できるそうです。

詳しくはwacca farm facebookでご覧いただきご注文はHPより

スーパーで並んでいる物よりも見た目も悪かったり、端境期で収穫の少ない時期があったりですがそれが本来の野菜の姿なんだなーと思い出させてくれたwacca farmさんの野菜作り。
全国配送もしてくれますよ。ぜひ!


kosajiya
by ko-sajiya | 2014-08-02 11:30 | お話 | Comments(0)

                                                                 木を削って、うるしを塗ってスプーンを作っています。


by ko-sajiya

プロフィールを見る

匙屋

■2016.11.30
sajiya studio開店いたしました
<岡山県瀬戸内市牛窓町>
営業:水・木・金・土 11:00-17:00
どうぞお気軽にお立ち寄りください

住所
瀬戸内市牛窓町牛窓3012
お問い合わせはmailまで
sajiya4@yahoo.co.jp

■東京都国立市での
作業場兼お店は
2013年7月28日を
もちまして店仕舞いさせて
頂きました。
詳しくは→

・・・

匙屋HP

匙屋Twitter

2010.9月以前のブログ
  (06年〜10年8月の
   企画展など記録)

■匙屋のスプーン購入先
メールにてお問合せ頂けましたらお近くの取扱店をご紹介いたします。
当方にて、ご注文を承りお送りもしています。
詳しくはこちら→

カテゴリ

全体
おしらせ
お話
作品紹介

以前の記事

2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月