カテゴリ:お話( 147 )

夏の課外授業

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雄大な瀬戸大橋を眺められる無人島、釜島に行ってきました。

周囲3.2kmの小さな島ですが、縄文、弥生土器の出土もあり歴史は長く藤原純友の城跡もあるそうです。
戦後も人は増え、小学校、中学校があったそうですがその後、離島する人が続き、昭和50年ごろに無人島になりました。

島と海を取り巻く歴史の話は、とても興味深く海賊の話では、海底の起伏を知る海賊が潮の満ち引きを利用してわざと商船を座礁させ強奪した話やこの小さな島にお城を建てた藤原純友を調べると1000年前ということに驚きます。

今回釜島へ行くきっかけは、匙屋のあった国立、松葉荘で現在ギャラリーを開いている○ミ(マルミ)で最初に展示をされた二名良日さんの作業に参加させてもらうためでした。
人が去った後、植物が力強く島を覆っています。
そんな中、竹を切り出し木から木をつたい竹の回廊を作っています。ひたすら根気作業です。
竹を切り出し、必要な長さに切り分け、ひたすら紐で縛り編み上げてゆきます。
滝のような汗を流しながら、一本一本組んでゆき、振り返るとそこに床ができている喜びはとてもシンプルな喜びです。

人が去って、40年。
形を残す家は殆ど無く、土間や床を竹が突き破り、瓦までも突き落としています。
けして粗末な家ではなく、材木も造りもとてもしっかりした家であったことが見受けられますが人の手で作られたものがこうやって紙のように破れ落ちるように朽ちている姿を見ると思いを巡らさずにはいられません。

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3日間でしたが紐の結び方から竹の切り方、道具の使い方…たくさん勉強させていただきました。
牛窓からは近いのでまた行きたいと思っています。

二名さんの野外活動に興味のある方は、匙屋までご連絡下さい。
この釜島を管理している下電ホテルが企画する無人島体験ツアーもあります。
ファミリーや友人同士で参加して頂き、海遊び、火おこし体験、竹細工工作、竹の回廊めぐりなど二名さんのチームがインストラクターとしてガイドしてくれます。
匙屋ガイドがいる時もあるかも…


kosajiya
by ko-sajiya | 2014-07-26 11:37 | お話 | Comments(0)

つばめ

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ツバメのヒナたちが巣立ちの時期です。

ツバメの巣作りをご遠慮頂くご家庭も多いようですが、唐琴通りのご近所さん達は、とてもウエルカムでせっせと巣作りするツバメ達を暖かく見守っていました。

住まいと作業場を行き来する途中、あちこちで大きな口を開けて餌をねだる鳴き声を聞いたり、滑空する餌を運ぶ親鳥にびっくりさせらるこの2ヶ月が過ぎました。我が家は少し見晴らしのいいところにあるせいか、巣作りはしてくれませんでしたが巣立ちのこの頃は家の周りを飛び方の練習場にしてくれているようでたっくさんのツバメが一斉に飛び回っています。

1羽、ずっと電線から飛び立てずに居るのがいます。
まわりでは、兄弟でしょうか3羽が少しずつ少しずつ距離を伸ばして飛び回っています。

それぞれの心境を思い浮かべると自分もあんなことあったなぁと思い出します。



 kosajiya
by ko-sajiya | 2014-07-17 17:18 | お話 | Comments(0)

おくるみ

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くにたちにいた頃は、その日その日食材を買うことができましたが
牛窓へ来てからは、やはり買いだめの習慣にしないと大変なので1週間ぐらいのものを
保管しながらになりました。
そこで大変なのが葉物。
1週間に1度宅配してもらう野菜には、春は特に葉物が多かったのですが
サニーレタス、つまみ菜、ラディッシュ、小松菜…
本当であれば新鮮な届いたその日に食べたいのですが1週間分です。なんとか保たせなくては…

そこでやってみました。
水で濡らし、軽く絞ったてぬぐい半分ぐらいの布でくるんでしまう方法。
これをそれぞれジップロックの大きめの袋に入れて野菜室へ。
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これがあたりました!よくもちます。

ネットで調べると保存方法として紹介されているほとんどが、濡らした新聞やキッチンペーパーを使っていますがデレデレになって使いにくいし、濡れた紙類はゴミとしても厄介ですし、布のほうがいいと思うんだけどな〜
葉物が大量に手に入った時などやってみてください。

kosajiya
by ko-sajiya | 2014-07-07 20:28 | お話 | Comments(0)

暮らしの労働

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この2、3日青空が広がり気持ちのよい日が続いております。

今日は、朝から(なんと7時から!)町内の溝掃除がありひと汗かき、その後気になっていた畑の草刈りにふた汗、1日、暮らしのための労働で日が暮れました。

畑では、よもぎ、どくだみが旬を迎え、そしてあらゆる草が伸び放題。

その影で春に植えたじゃがいもとトマト、バジルが控えめにすくすくと育っておりました。
周りの草を刈り、主役に転じたじゃがいも達は、堂々たるものでした。

本日の収穫。
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どくだみと
ふた抱えのよもぎ。

とても好きなどくだみの花。
一輪で挿すのも好きでしたが今日は、どっさり束で飾ります。

そしてよもぎは、煮だしてよもぎ風呂。

本日終了です。

kosajiya
by ko-sajiya | 2014-06-08 18:54 | お話 | Comments(0)

カラダヤスメ

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大阪から戻り、ホッと一段落。
早い梅雨入りに洗濯物のタイミングを図っているところです。

梅田大丸での風水土のしつらい展では、これまでの出展で出会えたたくさんのお客様が変わらず足を運んで下さり本当にありがたく、感謝の毎日でした。

1週間のホテル住まい。
外食が続き、年々疲れ方が違ってきているような…

雨降りが続き、知らず知らずのうちに身体が冷えているようで温かい料理で疲れを取ろうと思います。

kosajiya
by ko-sajiya | 2014-06-05 20:36 | お話 | Comments(0)

窓より その3

まいにち、おだやかな日が過ぎています。

窓からの風景もこんなに変わりました。
4月が・・・ほんのり緑に桜
2月は・・・雪景色

そして、5月に入り緑がモリモリと湧きあがり、手前の煙突もモリモリです。
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気にかかるのは、アトリエの庭と住まいの庭、借りた畑の草刈り。
ご近所さん達は、こまめに手入れしてボサボサなのは、我が家だけ。
けっこうなプレッシャーです。

ボーっとはしてられないのですが…。

kosajiya
by ko-sajiya | 2014-05-25 10:50 | お話 | Comments(0)

Village2014 高知にて

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Village2014@高知、無事終了しました。

大きな木に囲まれてとても気持ちのよい2日間でした。
神社の境内、それも本殿の目の前にブースをいただいた匙屋。
結婚式も3組あり雅楽のなり響く中、匙を削るというなかなか無いシチュエーションでした。

初めて匙を並べる土地で大勢のお客さんに手に取って見てもらいました。ここから広がる色々なご縁が次のストーリーへと繋がると思うと楽しみです。

出展者も各地から集まり、最初は心細そうに始まった初日でしたが2日間色々助け合ったり、美味しいビールを一緒に味わい別れ際には熱い握手があちこちで。

来て下さったお客様には東京の娘から聞いて…友人から聞いて…など人づてに匙屋を目指してくださったこと本当にありがたく思います。
来てくださったお客様、そしてスタッフの皆さんへ深く感謝するイベントでした。

また、時々こういったイベントに参加して刺激を頂きたいと思います。

village2014の様子はこちらから
http://village-kochi.com/

kosajiya
by ko-sajiya | 2014-05-22 14:07 | お話 | Comments(0)

花・花・花。

この花は、なんという花でしょう?
いま、近所の空き地で群生しているのですがスッと細長い姿に小さな花が咲いています。
はじめて見る花。
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八重桜も満開です。
花を摘んで水に浮かべテーブルの上に。
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菜花も花が咲いてしまい、そのまま料理。
フライパンの中で色鮮やかです。

草むしりの日々ですが腰を伸ばしながら遠くを眺め、深呼吸。




kosajiya
by ko-sajiya | 2014-04-23 18:00 | お話 | Comments(0)

竹のはなし

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先週5日間ほど大分県へ竹かご作りのお手伝いをしてきました。

屋号はおじろ角物店<おじろかくものてん>彼らのカゴは、全国各地のセレクトショップや工芸品を扱うショップで紹介され、注文のカゴをコツコツと制作しています。

今回この貴重な体験で実際竹に触れてみて、1つのかごができるまでの作業量に驚きました!
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竹を割って、裂いて、切って、炙りながら曲げて・・・という作業を繰り返し、まずカゴ編みの部材を作るわけですがその種類の多いこと。カゴの種類とサイズの違いごとに部材も違ってくるわけでその準備だけでも時間を取られます。

今回、私は竹割り包丁を使って8.3mmの幅の部材と6.5mmの部材を割り続けました。
それぞれが500本以上必要ということで1200本ほど割ってきました。
コンコン、パシャ。コンコン、パシャ。…と竹の端に刀を挿し、その包丁の重みで割裂きます。
コツがわかってくるとパシャ、パシャと真っ直ぐに割れる様子が気持ちよく、止まらなくなってきました。
両親もこういう作業したら上手そうだなーとか、牛窓でもお年寄りが集まって作業出来たらいいのでは…などと考えたりもしました。
もっとたくさんの人の手が関われるのではないかと。

ぜーんぶの部材ができあがったらそれからが編み作業です。
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どんどんカゴの姿になっていくのを見ているとその昔、この形を考えて作り上げた人がいるということにまずは感心せずにはいられません。
だって、真っ直ぐな竹の棒が組み合わさって、組み合わさってカゴになっちゃうんですよ!
よく考えたもんだなぁと。

古くから伝わる数ある竹籠の中でも「角物」にふたりはこだわって大切に作っています。
その昔、お豆腐を入れて運ぶ用に作られたそうですがその姿も素敵だったでしょうね。今、私は裁縫道具入れにしたり、お弁当箱として使ったり。姿がいいのです。

カゴについての詳細はおじろ角物店のHPでご覧ください。
おじろ角物店では直接、通販等の対応はしていませんので各取扱店HPをご覧ください。



kosajiya
by ko-sajiya | 2014-04-17 21:33 | お話 | Comments(0)

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新しい土地でのはじめての春です。
どこにどんな花が咲くんだろう。
いつ咲くんだろう。
桜は・・・。
と、楽しみにしていました。

家の周りで桜が咲き始め、もしや窓の向こうに見える淡くピンク色になってきているのは・・・。
この3日ほどで新緑を背景に桜がやさしく広がりました。
リビングから見えるこの風景に本当に感激しております。

この窓から空や雲を眺めたり、海の色を見たり、雨や風の様子を見たり。
鳥の声が聞こえれば双眼鏡を覗く。
雪の日は、こんな風景でしたね。→ 

そしてこの窓からは、街のいろいろな人の活動が見えます。
朝の6時から夜の10時まで往復を繰り返す渡し船や日用品屋さんに行き交う人達。
もくもくと草刈りをしているおばあちゃん。
笑い声も時々聞こえてくる。
たくさん見える屋根のこの中で使われていない家がどれだけあるんだろう。。。
この半年、見聞きしたこの町の歴史や文化の流れと重ねあわせながら
それぞれの風景に想いを寄せて眺める時間が増えました。

一人の時間、静かな時間がずいぶん増えました。

kosajiya
by ko-sajiya | 2014-04-03 11:22 | お話 | Comments(0)

                                                                 木を削って、うるしを塗ってスプーンを作っています。


by ko-sajiya

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匙屋

■2016.11.30
sajiya studio開店いたしました
<岡山県瀬戸内市牛窓町>
営業:水・木・金・土 11:00-17:00
どうぞお気軽にお立ち寄りください

住所
瀬戸内市牛窓町牛窓3012
お問い合わせはmailまで
sajiya4@yahoo.co.jp

■東京都国立市での
作業場兼お店は
2013年7月28日を
もちまして店仕舞いさせて
頂きました。
詳しくは→

・・・

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2010.9月以前のブログ
  (06年〜10年8月の
   企画展など記録)

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当方にて、ご注文を承りお送りもしています。
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