個展のご案内

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10月3日より東京、碑文谷にある「宙 sora」さんで匙屋さかいあつし個展開催です。

宙さんは、暮らしの中でもしっくりと使いやすい器から板さんが腕をふるう懐石料亭で目を楽しませる器まで本当に幅広く器を中心に取り揃えているお店です。
宙さんで展示会をさせて頂くのは何度目でしたでしょうか・・・、これまでも展示の製作準備に入る時、どんなラインナップでいこうかと考えるとやはり器に寄り添うお盆やトレイをイメージします。

今回もサイズ、かたち、色…いろいろなお盆やトレイを作りましたので楽しくご覧いただけたらうれしいです。

匙は定番の面々とあとちょっと新作を並べます。

「宙 sora」  碑文谷
3日(土)・4日(日)在廊いたします。


kosajiya
# by ko-sajiya | 2015-10-02 00:08 | おしらせ | Comments(0)

心の栄養に

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2015年、残暑がない!という驚きの夏でしたが、短い間にもしっかりと凝縮された夏の思い出を作ることができました。

どうしたら良質の休日を過ごせるか。

ものづくりという自由業になってから、仕事と休みの区切りがはっきりせず、「今日は休みにしよう」と仕事場に入らなかった日も、その1日の終わりには休めたのだろうか?と疑問を残していました。

「休む」って難しい。

仕事が詰まっていて焦る気持ちでいっぱい、遊んでいていいのだろうかという声が常に離れないでいたように思います。

でも、身体も集中力もそんなに持続しません。
この夏は、思い切って中途半端にならない休日を過ごすことにしてみました。そのほうが次の仕事に良いのではないかと。

まず決めたのは、仕事が目にはいらない場所へ!
明日までがんばったら「犬島に行ってみよう!」
「ひさしぶりに、念願のキャンプへ!」
「おとなりの鳥取へ行ってみよう!」
がぁーっと集中して仕事したらメリハリの有る動きをしてスイッチを入れ替える。

楽しむことが栄養になるのだ!とどっぷりと身をあずけ子供の頃のような感受性で遊ぶ。

そうして、なかなかよい夏になりました。
復活の牛窓花火から始まって、極力何もしないキャンプへ。
1日ハンモックに揺られて眠ったり、本を読んだり。それも難しい本ではなく、絵本。
はじめての鳥取の海は、とても澄んでいて綺麗なことを知りました。
そして、ずっとやりたかった住まいの改装も一挙集中で真夏に実行。
くつろぎの空間を確保することができ、きゅうきゅうしていた気持ちも晴れ晴れ。
家に帰るのが嬉しくなりました。
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そして、それぞれ仕事場へ。
木を削り、漆を塗ります。

kosajiya
# by ko-sajiya | 2015-09-17 10:36 | お話 | Comments(1)

牛窓花火大会 復活

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まだ明るい夕暮れ時から打ち上げ場所となる一文字波止場の向こうには、船から花火を眺めようと何隻もの船が浮かんでいました。

一度はなくなり、今年復活した牛窓の花火大会。
街の有志が集まって募金を集め、実現したこともあってか気合の入った想いが伝わってくるような打ち上げでした。

海に映る花火もまた美しく、贅沢な時間でした。

去年の夏は、夏らしいこと何もできなかったような・・・
今年の夏は、夏の行事フルコースで楽しめるかどうか?

仕事や改装の合間に海にもつかりに行こうと思います。

kosajiya
# by ko-sajiya | 2015-08-05 20:42 | お話 | Comments(0)

匙・匙・匙の展示会 小田原にて

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今年も小田原の菜の花さんからお誘いいただき匙展をさせて頂きます。

:
  DM文より

  製作と製作との間にする草刈りや犬の散歩
  食事、体操、日常の細々が製作作業と等しく僕を
  象っています。

  僕の輪郭を確認するために
  集中して匙を削っていたくなりました。

  我儘を言って匙だけの会です。
  匙いっぱいです。

  さかいあつし
:

いつもの定番アイテムに加え
なが~いのやおっきいのやちっさいのを作りました。
使い道はあまり考えませんでしたがキッチンや食卓、あるいはどこかでピタッとハマるところを見つけてやって下さい。

菜の花暮らしの道具店<小田原・地下街HaRuNe小田原・菜の花ヴィレッジ内>
2015.8.1Sat - 5Wed

kosajiya
# by ko-sajiya | 2015-07-29 21:41 | おしらせ | Comments(0)

梅雨明けはまだでしょうか

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ある日のランチは、カレー丼とメロン。
この最近は贅沢にも食後のデザート付きです。スイカ、もも、すもも…

牛窓へ来てから果物を食べる頻度がどっと増えました。
増えたというか以前はほとんど食べなかったので今は不思議なくらいです。

以前ここにも書きましたが牛窓地域で得意な重量野菜。(じゅうりょうやさいと読みます)
その中にスイカ、メロンも入ります。
この時期だけの特設売り場ではゴロゴロと大小のスイカが所狭しと並びますが実は買ったことがないのです。
ご近所さんからいただくので充分で、これまた美味しいのをご存知です。

食欲の減るこれからの時期、ついつい食べ過ぎちゃうかもしれませんが体を冷やしすぎないように気をつけねば。
ちなみに我が家は、トマトを含むフルーツは常温でいただく派です。
甘いのです。
# by ko-sajiya | 2015-07-23 20:40 | お話 | Comments(0)

木屑という価値 展

京都・メーリーゴーランドギャラリーにて「木屑という価値」展 開催中です。
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「 木屑近影 」

小刀で鋭く削り落とされた木屑。

鉈(なた)で荒々しくそぎ落とされた木屑。

作業をすれば必ず生まれる木屑たちの中に自然の造形物と
見まごうものが度々混ざっています。
植物の蔓の様であったり、鳥の羽根に見えたり。

掃き集めて捨てるには、あまりに忘れ難く
いつしか作業場の棚に集まられた木屑たちを写真に収めて
古材の額縁をつけてやりました。   さかいあつし ー会場キャプションよりー
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「 かけら 」

板材から大小様々な形のスプーンを切り分ける時に出る端材に
着目したオブジェです。

ひとつの行為(この場合は切り分けるという行為)から
意図した物(事)と意図しない物(事)が生まれることへの驚き。
そして普段は意図した物(事)しか見えていないことへの驚き。
言い換えれば、半分近くの物(事)を普段は見えていないのでは
ないかという驚き。

それらが製作の動機になっています。

作業場に当たり前のように転がっているもうひとつの世界です。

さかいあつし ー会場キャプションよりー

匙も並んでおります。
どうぞお立ち寄り下さい。

「木屑という価値」 さかいあつし個展
子供の本屋メリーゴーランド 併設ギャラリー
2015 6/27 - 7/8



kosajiya
# by ko-sajiya | 2015-07-01 09:55 | おしらせ | Comments(0)

京都にて個展です。ー木屑という価値ー

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「木屑という価値」

私は毎日、木屑を作っています。

そして副産物としてできるスプーンを売って生業としています。

なんて言ってみたいものです。

工程上、どうしても生まれる木っ端や木屑の中にハッとするような造形を
見つけると、目の前の景色はひとつではないことに気付かされます。

要るものだけを見過ぎて、もうひとつの楽しい世界を普段は見落としているのでしょうね。

今展示会では、普段作っている木のスプーンやお盆に加えて、端材が見せてくれる
図らずも楽しい世界をオブジェや写真でご覧頂きます。


今回のDMに載せた文章です。


岡山へ越してきて間もない頃、京都にある‘子供の本屋 メリーゴーランド’さんから展示会のお話をいただき、京都での展示会初めての機会を頂きました。

絵本や写真集など素敵な本が並ぶその横でどんな展示にしたらいいだろうと考えました。

せっかくなのでスプーンを作りながら、これまでにもたびたびテーマにしてきた
「意識と無意識」をコンセプトにすることにしてみました。
もちろん副産物の匙も並びます!どうぞ選びに来て下さいね。

この頃の京都もしっとりとした良い時期では…。
ぜひご覧ください。


「木屑という価値」さかいあつし個展
子供の本屋メリーゴーランド<京都店>
2015.6.27Sat - 7.8Wed
27日・28日はふたりで在廊します。
お会いできれば嬉しいです。


kosajiya
# by ko-sajiya | 2015-06-20 16:32 | おしらせ | Comments(0)

必見です。@牛窓

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牛窓の唐琴通りに「御茶屋跡」という建物が残っています。
朝鮮通信使や来賓の休憩、宿泊に使われていたという建物で贅沢な造りの立派な建物ですが現在では使われず傷む一方でした。
確かに素晴らしいはずの建物だとはわかるのですが、障子は破れ、畳の上には屋根土が積もり、庭も草木が伸び放題で初めて中を見せてもらった時は、なんだか肩をすぼめて見て回る感じでした。

その御茶屋跡を使って企画展が行われています。
赤磐市にあるカフェドグラス921ギャラリーの末藤さん企画で吉祥寺のRoundabout/OUTBOUNDの小林さんの展示です。

『機能と作用』展  新店舗 御茶屋跡とカフェドグラス同時開催

贅沢な造りの建物に負けない展示に、牛窓でこんな刺激的な空間を作ってくれたおふたりに感謝の気持ちでいっぱいです。

この企画が始まる前、準備がどれだけ大変だったことかと考えます。
野々の散歩で建物の前を通りかかるとほぼ末藤さんの車がありました。
時間をかけて、手間をかけて、蘇らせたのです。
風が通り、建物が息を吹き返したこの場所に、小林さんの愛すべき物達が並んでいます。
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ここに座り、感じ取ってみてください。
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そしてもうひとつ。
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牛窓にある瀬戸内美術館では、「井上有一展」が開催されています。

私が井上有一さんを知ったのは、うつわ菜の花さんでした。
菜の花さんには、いつもどこかに井上さんの作品が飾られていて、匙屋の個展の時もそれを背景に匙を並べさせていただたこともありました。

今回の展では、34点の未発表作品も見ることができます。
これだけの数の作品展を拝見するのは初めてであまりのダイナミックさに圧倒されました。
これは実物を見るべきものだとも思いました。

終戦間近の大空襲で教え子たちを亡くした井上さんは、その念を生涯抱えて、紙に載せる言葉にも大きく影響していました。
その中でも「貧」は、一番たくさん書かれたのではないかという文字です。
足るを知り、質素に暮らすことを自分に課して。

菜の花さんでの匙屋個展の時の紹介文に高橋さんから「清貧」と言う言葉を頂いたことを思いだしました。
うつくしい言葉、井上さんからきていたのかなと。

牛窓で開催されているふたつの展示、必見です。
まずは、今週末(14日で終わりです!)の予定に入れてみてください。

kosajiya
# by ko-sajiya | 2015-06-11 16:46 | おしらせ | Comments(0)

日本でのものづくり、ドイツでのものづくり、スウェーデンでのものづくり

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今回もバルニッツの街を流れるトラベ川が美しく迎えてくれました。

ドイツ・バルニッツでの出展とスウェーデン・ストックホルムでの展示会を無事終えて日本へ帰って来ました。

日本はすでに夏日!?と聞いて覚悟していたのですがここ牛窓に戻ってみると、ギリギリさわやかな風にホッとしております。バルニッツやストックホルムでは多めに持っていった上着を重ね着したり、ミュンヘンではダウンジャケットが役に立つという寒さでした。
でも、初夏を迎え明るく照らす太陽に街の人々は、ウキウキしている様子でした。

訪独3度めということもあり、今回は自分たちの展示会の他にその土地の作り手の工房を訪ねお話を伺いたいと思っていたのですが、たくさんの方に助けて頂きながら、何組もの作り手の工房を訪ねることができました。

空いた時間では、いくつかの教会やお城も見学することができました。
そんな中で明るい歴史、暗い歴史を知り、その時々のお城や教会の役割、そしてそれが伝統や文化にどんな影響力をもっていたかを知ることは、とても重要な事だと思いました。
そんな国や政治の大きなうねりの中でも物づくりは、こつこつ、こつこつと続き、変わらず受け継がれているものの多さに驚かされ、感心すると同時になぜ続くのかという疑問も何度も浮き上がりました。

異国の地でたくさんの方とお話し、知ったこと、気づいたこと、思ったこと、考えなくてはいけないこと…果てしもなく広がります。

それぞれの国の歴史、その時の流れの中でモノを作るという仕事が担ってきた役割。

考えると眠れなくなりそうです。


kosajiya
# by ko-sajiya | 2015-06-04 00:12 | お話 | Comments(0)

Statement

よその国の人々に当工房の説明をする必要が出てきたので、あらためて自分たちの
輪郭をまとめてみました。
ちょっと固いかな?


ステイトメント

私はさしたる目的も無く大学で法学を専攻した後、さしたる目的も無く企業に2年間在籍しました。
1990年代の日本において、多くの若者が私の様に無為に社会と関わる進路を選択しました。
そのような選択はかならずしも一般的ではないが、珍しいことでもありませんでした。
人生の早い段階で進路を選択して、それぞれのプロフェッションを作り上げていく教育制度を持つ国とは随分違う環境で育ちました。

私は、自我の成長過程で形作られた何かしらの欠落感に気付き、取り戻すベきものが何なのかを探すために、まずは人との関わり方を見つめ直し、暮らしを見つめ直し、そこで使われるものを見つめ直すことで人生の軌道修正を図ることにしました。

既に結婚していた私は、美術教育を受けたり、徒弟制度の中で修行する時間的、金銭的余裕がありませんでした。そこで実際に遭遇した人や出来事から自分の人生を振り返り、気付いたことを生活に役立てることにし、製作する物に還元していくことを20年続けてきました。

私は工芸家として、職歴の早い段階でスプーンに着目しました。
赤ちゃんから老人まで幅広い年代がお世話になるこの道具は今や日本において必要不可欠なものですが、食事をするための道具としては伝統的なものではありません。
触覚的に木製品を口に運びたいという嗜好の中に木製スプーンの存在価値があり、仕上げ塗装に漆(東南アジア一帯で採取される漆という木の樹液)を使うことで日本文化のひとつのしなやかさを表現できるのではないかというところに製作上の面白さを感じています。
私が日本で生まれ、日本で考えてきたことの良い面を充分に生かすために、また一方その文化背景だけに囚われないように日常の些細な事に関心を払い、注意深く観察して私の役割とは何であるかを常に考えています。

工芸家として美しいものを指向することは意義あることだと理解しますが、微笑ましいものを作ることが私にとっての役割と考えています。
私にとって美しいものとは、地面に落ちている一粒のドングリであり、風に揺れている木々の葉のことであり、絶対的な存在です。
それらを私が再現することは不可能であり、私の役割ではありません。
散歩に出掛け、辺りに目をやりさえすればよいのです。

良くも悪くも、しなやかな文化の中で相対的であることの価値に触れてきた私にとっての役割とは、美しいものから得た気付きを微笑ましいものに変換していくことではないだろうかと考えています。

さかい あつし
# by ko-sajiya | 2015-05-10 22:08 | お話 | Comments(0)

                                                                 木を削って、うるしを塗ってスプーンを作っています。


by ko-sajiya

プロフィールを見る

匙屋

■2016.11.30
sajiya studio開店いたしました
<岡山県瀬戸内市牛窓町>
営業:水・木・金・土 11:00-17:00
どうぞお気軽にお立ち寄りください

住所
瀬戸内市牛窓町牛窓3012
お問い合わせはmailまで
sajiya4@yahoo.co.jp

■東京都国立市での
作業場兼お店は
2013年7月28日を
もちまして店仕舞いさせて
頂きました。
詳しくは→

・・・

匙屋HP

匙屋Twitter

2010.9月以前のブログ
  (06年〜10年8月の
   企画展など記録)

■匙屋のスプーン購入先
メールにてお問合せ頂けましたらお近くの取扱店をご紹介いたします。
当方にて、ご注文を承りお送りもしています。
詳しくはこちら→

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